以前も書きましたが、スキルは分解すると多くの要素の組み合わせで出来ています。
要素の中には重要度の高い要素もあれば、補助的な要素もあります。
補助的な要素は、他の要素で補完出来ることもあります。
補助的な要素の得手不得手によってタイプの違いが生まれることもあります。
スキルを使って成果を出す上で、補助的な要素の得手不得手は、工夫次第で影響を少なくすることが出来ます
ところが、重要度の高い要素については、そうはいきません。
成果が出るかどうかに大きく影響を与えます。
スキルには最低限出来なくてはならないものがあり、最低限必要なレベルがあります。
最低限必要なレベルは、誰でも習得可能です。
ところが、強みとして使えるレベルに到達しようとすると、大きな壁があります。
これは先天的なものも関係します。
もちろん最低限必要なレベルのスキルを身に付けることから逃げてはいけません。
きちんと取り組めば、誰にでも身に付けられます。
しかし、そのスキルを強みに使いたいと考えている場合は、レベルアップに取り組んでいる中で、定期的に見直すことも必要です。
レベルアップに苦労する割に、レベルが上がっていないとしたら、向いていないのかもしれません。
その場合、割に合わない可能性があるからです。
実は、私がしたいことのために身に付けなくてはならず、レベルアップする必要があったスキルの中には、私には向いていないものがありました。
そのことに気付いた私は、スキルの見直しを行いました。
いくつかのスキルはレベルアップを断念しました。
断念したのは、そのスキルに強い他の人に補完してもらえるものです。
それでも、どうしても身に付けたいスキルは、苦労しながらレベルアップに取り組みました。
苦労しましたが、一定以上の高いレベルに到達出来ました。
もちろん、そのスキルに先天的に向いている人には及びません。
しかし、強みもスキルと同じで、1つの要素だけで出来ているものではありません。
私の他の先天的に向いているスキルと組み合わせで、独自の強みにすることが出来ています。
取り組んでみなければ、向いているかどうかは分かりません。
必要最低限なレベルのスキルは苦労してでも身に付けなくてはなりません。
しかし、どのスキルで高いレベルを目指すかは、定期的に見直すことは効果的です。
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長尾 洋介
代表 : オフィス・ビブラビ
自ら現場に入って現場力強化を支援しています。
支援する中で、ビジネススキルのスキルアップにも関わることが多くあります。
支援の現場で気づいた、成果を出すためのビジネススキルの磨き方について辛口の情報を発信します。
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