個々に違う元々持っているスキル


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スキルを教える現場で、多くの人を見ていると感じることがあります。
同じスキルを学んでいても、習得の早い人もいれば、とても苦労する人もいることです。
その違いの原因の1つは、その人が元々持っているスキルの違いにあります。

一言でスキルと言いますが、どのスキルもブレイクダウンすると、いくつものスキルの組み合わせで成り立っています。

身に付けようとしているスキルに必要なスキルの中に、元々持っているものがあれば習得は早いです。

特に中核となるスキルを持っていると簡単に身に付けてしまいます。

そして、中核となるスキル以外の必要なものの中に注目すると、元々持っているスキルの違いによってスタイルやタイプに違いが生まれます。

同じスキルでも、人によって個性があるのも興味深いことです。

いずれにしても、元々持っているスキルを知ることは意味があります。

スキルを身に付けたい、スキルアップしたい場合、何らかのビジネスでの目的があるはずです。
そして、同じ目的のために価値のあるスキルやスキルのスタイルも1つとは限りません。

ならば、元々持っているスキルが生きるものを選ぶ方が身に付けやすいのは当然です。

では、どうすれば、元々持っているスキルを知ることが出来るのでしょうか?

そのヒントを得る方法は、人が苦労しているけれど、自分はそんなに苦労していないことを探すことです。

自分で自覚していることもあると思います。

しかし、それでは不十分です。
一緒に仕事をしている人や、家族に尋ねてみることをお勧めします。

自分で判断すると、得手不得手よりも、好き嫌いの影響が強くなります。

得手不得手は、第三者に評価してもらう方が良いです。

自分が元々持っているスキルをより生かせるスキルを選べば、習得は楽です。

しかも、成果も出やすくなります。
さらに磨けば、同じスキルを身に付けている人たちの中で、抜きん出た存在になる可能性も高いです。

自分の元々持っているスキルを知ることは、いろんな面で役に立ちます。

一度棚卸ししてみてはいかがでしょうか?
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長尾 洋介

自ら現場に入って現場力強化を支援しています。 支援する中で、ビジネススキルのスキルアップにも関わることが多くあります。 支援の現場で気づいた、成果を出すためのビジネススキルの磨き方について辛口の情報を発信します。