たかがスキルされどスキル


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スキルの重要性は言うまでもないことです。
そして、スキルを身に付け、磨くことに取り組んでいる人が多くいます。
これは素晴らしいことです。
スキルのレベルを上げることで、成果が変わるのですから当然です。

しかし、スキルは成果を上げるための手段でしかありません。

そもそもの目的である、上げるべき成果がなければ、スキルは不要です。

そして業務によっては、成果のための手段に必要がないスキルもあります。

必要であっても、あまり重要でないスキルもあります。

つまり、スキルが求められるかどうかは、求められている成果と、そのために採る手段によって決まるのです。

さらに多くの仕事では、特定のスキルは成果を上げるための手段を実行するために必要な要素の1つでしかありません。

ある1つのスキルだけで、成果が出ることもないのです。

つまり仕事の現場では、スキル自体に価値があるのではありません。

そのスキルが価値を持つかどうかは、業務で成果を出すために必要かどうかが決めるのです。

そう考えると、たかがスキルなのです。

それでも、スキルのレベルが、成果を左右する仕事もあります。

特定のスキルを持っている人がいなければ、遂行出来ない業務もあります。
そのような仕事や業務では、スキルの価値は高いです。

だから、されどスキルなのです。

同じスキルでも、必要とされている仕事もあれば、必要性の低い仕事もあります。

そのスキルが必要ない仕事では、何の価値もありません。
スキルの評価が低いのは、その仕事では必要ないからです。

スキル自体にに価値があるのではありません、そのスキルが必要とされる仕事の中で価値があるのです。

せっかく身につけたスキルを生かしたいならば、そのスキルが必要な仕事、そのスキルの重要性の高い仕事に就くことが重要なのです。
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長尾 洋介

自ら現場に入って現場力強化を支援しています。 支援する中で、ビジネススキルのスキルアップにも関わることが多くあります。 支援の現場で気づいた、成果を出すためのビジネススキルの磨き方について辛口の情報を発信します。

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