スキルの習熟度と自己評価


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最近読んだ本の中に、興味を引かれる情報を見つけました。
その情報は、自信についてか書いてある部分にありました。

知識が少ない人の方が、自分の知識に自信がある

というものです。

紹介されていた研究の1つは、学生を対象に行った調査の結果でした。

まず、全員に同じ内容のテストを受けてもらいます。

テストが終わった後、自分のテストの点数が、全体の中でどれくらいの順位にいるか答えてもらいます。

テストの結果によって、学生をいくつかのグループに分けて、実際の順位と予想した順位とを比べます。

どのような傾向が見られたのでしょうか?

結果は、

テストの点数が高いほど、実際より低い順位を予想し、テストの点数が低いほど、実際より高い順位を予想したそうです。

他の研究も含めての結論は

・知識が増えれば増えるだけ、知らないことが多いことを知ることになる

・知らないことが多くあることが分かっているので謙虚になる

ということでした。

これはスキルにも共通して言えることだと思っています。

レベルアップすればするほど、スキルの奥深さに気付きます。

使いこなしているように思える人ほど、まだまだだと言います。

そう言えば、少し使えるようになった人の方が、自信があると言う人が多い気がします。

人から見れば、そこまでのレベルではないのに、自信満々なのは格好悪いですよね。

スキルは奥深いものです。

使えば使うほど、レベルアップ出来ますが、足らない所にも気付きます。
常に使い続け、学び続けることが大切です。
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長尾 洋介

自ら現場に入って現場力強化を支援しています。 支援する中で、ビジネススキルのスキルアップにも関わることが多くあります。 支援の現場で気づいた、成果を出すためのビジネススキルの磨き方について辛口の情報を発信します。

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