オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
管理職の立場は、会社と部下との間で板ばさみになりがちです。どちら寄りであることが良いのでしょうか?
管理職は普段は部下たちと現場にいます。現場の現状も、部下たちの苦労も日々目にしています。心情的には、どちらかと言えば部下側に寄ってしまう管理職が多いです。
そして管理職は、現場の現状を会社に伝えます。要望を伝え、対策を提案することもあるでしょう。しかし、会社はオッケーしてくれないことが多いものです。そこで、会社は実情を分かっていないと不満を感じる管理職もいます。
これは多くの管理職から聞こえる声です。ところで、会社が要望や提案を了承してくれないのはなぜでしょうか?
会社が現場の実情を理解していないからなのでしょうか?
分かっていて放置、または先送りしているのでしょうか?
それとも、分かっていてもできないのでしょうか?
管理職の考え方が部下寄りになるのは仕方がないことです。しかし、本当の理由が分からない中で、会社を批判するのは良いことではありません。
管理職に限らず、ビジネスでは誰かの判断に左右され、困難な状況になることは少なくありません。それは会社という組織の中の人だけでなく、私のような個人事業主も、そして経営者も同じです。
ここでご紹介したい言葉があります。ニーバーの祈りと言われている有名な言葉です。
変えられるものを変える勇気を、変えられないものを受け入れる冷静さを、そして両者を識別する知恵を与えたまえ
現場からの提案や要望を、了承したり承認するのは会社、経営者です。それは間違いありません。しかし、会社も何でもできるわけではありません。まず、会社としてできることなのか、できないことなのかを見分けることはできているのでしょうか?
困難の原因を作っているのを経営者や会社にしてしまうのは簡単です。不満の矛先を経営者や会社に向けるのも簡単です。しかし、ただ不満を言っていても現状は何も変わりません。会社や経営者が決断すればできることならば、どのように提案すれば承認してくれるのかに挑戦しましょう。そして、できないことならば、冷静に受け入れ、与えられた条件の中で何ができるのかを考えましょう。
この知恵と勇気と冷静さを求められるのが管理職なのです。
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長尾 洋介
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