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ビジネスに使えるスキルや能力はさまざまです。今の仕事に必要なものがあります。そして、将来したい仕事、そして自分が成りたいものに成るために必要なスキルや能力があるでしょう。
スキルや能力を学ぶ場はさまざまです。まず、今の業務に関わることは、職場の上司や先輩が教えてくれるでしょう。社内の教育部門が行っている研修やプログラムもあるかもしれません。会社が外部のスクールや通信教育などで学ぶ機会を提供してくれているかもしれません。
そして、会社から与えられなくても、今では多くの所から多くのプログラムが提供されています。スクールなどに通わなくても、ウエブで提供されているプログラムも多く、家でも通勤途中でも学ぶことが出来ます。
このように、スキルや能力を学ぶ機会は誰にでもあります。そして、よりビジネスマンとしてレベルアップを目指している人は、積極的にスキルアップに取り組んでいるでしょう。しかし学んでも、必ずしも思うようにスキルアップしないことがあります。その場合、先生やプログラム、メソッドに問題があると考えてがちです。しかし、先生やプログラム、メソッドに問題があるとは限りません。
例えば、学校の勉強やスイミングや体操のスクール、部活などのスポーツのことを思い出して下さい。同じ環境で、同じ先生から同じプログラムとメソッドで教わるでしょう。しかし、同じように習っても全員が同じレベルには到達しません。これが現実です。人にはそれぞれ得手不得手、向き不向きがあり、資質に違いがあります。また、メソッドにも相性があり、誰にでも同じように効果があるとは限りません。
スキルアップに取り組んでいるのに期待しているレベルには到達しないと歯痒く感じるでしょう。投資した時間とお金を考えると悔しいと感じるでしょう。しかし、そこにエネルギーを使うよりも、視点を変える方が良いです。
まずはプログラムやメソッドが合っていない可能性があるので、先生やスクールを変えてみましょう。それでもレベルアップしない場合、そもそも向いていないのかもしれません。人にはそれぞれ強みも弱みもあります。それを知り、自覚するのも大切です。その上で、自分の強みを生かせ、補完出来る別のスキルを探し、取り組むのも良いかもしれません。
スキルアップに取り組み、思うようにレベルアップしない場合、他人やプログラムやメソッドのせいにするのはお勧めしません。何も解決しないからです。現実を受け止め、自分に合ったメソッドを探す方が良いです。
有名で定評のあるメソッドは、多くの人に合っているでしょう。しかし、全員に合うとは限りません。もちろん、まずは真剣に取り組む必要はあります。その上で合っていないことが判れば、他のメソッドで学ぶ方が良いです。評判よりも自分に合ったメソッドを選ぶのが重要なのです。
長尾 洋介
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