上司の決定に従う?

深刻な顔をして話している上司と部下

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。

管理職の上司は当然ですが管理職よりも強い権限を持っています。ところで、上司に従順であることは良いことでしょうか?

上司の決定通りに進めることができない事態になった

上司の決定通りのことをしたのに期待していた結果や成果が出ない

上司の指示に従うことで現場が混乱した

このようなことは、多くの会社で起こっています。

最終的に決めたのは上司です。指示を出したのは上司です。結果責任を負うのは上司です。

しかし、管理職に責任はないのでしょうか?

決定通りに進めることが難しい可能性があると分かっているのに、上司に伝えていないとしたらどうでしょう?

期待している結果や成果が出ない可能性が高いと分かっているのに、上司に伝えていないとしたらどうでしょう?

上司は意思決定に必要なこと全てを知っているわけではありません。少なくとも現場のことは現場に近い管理職の方が知っていることも多いものです。必要なことを上司に伝えることなく上司が不適切な決定をしたとしたら、上司の判断を誤らせたのは管理職だと言えます。

また、上司の指示をそのまま現場に伝えると、部下が困ることが分かっているのにそのまま伝えたとしたらどうでしょう?

元々は上司の指示であっても、部下が指示を受けるのは管理職からです。現場から抵抗があったり、実行させて現場が混乱した時、上司の指示だったと伝えたら部下はどう思うでしょうか?なぜ混乱するのが分かっているのに管理職のところで止めなかったのか、と思うでしょう。現場が混乱するかどうか分からないのか、と思うかもしれません。いずれにしても部下にとって現場の混乱の責任は、上司からの指示だったかどうかは関係なく管理職にあるのです。

上司の不適切な判断も決定も会社にとってマイナスです。管理職は決定する権限はなくても決定に影響力を持っています。上司に適切な判断と決定をしてもらうために必要な情報を伝えるのも管理職の役割です。そして、その役割を果たしているかどうかは上司や部下など第三者が判断します。

あなたは上司や部下からきちんと役割を果たしていると思われていますか?

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長尾 洋介

自ら現場に入って現場力強化を支援しています。 支援する中で、ビジネススキルのスキルアップにも関わることが多くあります。 支援の現場で気づいた、成果を出すためのビジネススキルの磨き方について辛口の情報を発信します。

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