スキルを身に付けるために勉強し、現場で試し、上手くいくとうれしいものです。
すると、スキルを向上させるのが楽しくなります。
スキル向上には、2つの方向性があります。
それは、深さと幅です。
深さはスキルを使う上での判断や、スキルの正確性やスピードです。
これは経験を積み、実践の度に振り返り、改善することから得られます。
一方、幅はスキルのバリエーションです。
使う機会の少ないオプションであったり、応用例です。
これは資料を研究したり、今の業務と関係のない分野や場面で使うことで得られます。
実は勉強が楽しくなると、この幅を広げることに興味が向かいがちです。
そして、はまっていきます。
これが、スキルを向上させることが楽しくなった人が陥りがちな落とし穴です。
スキルの幅が広がると、多くのことを知っていて、多くのことが出来ることで、すごいと言われます。
勉強が楽しい上に、他人から褒められるのですから、言うことはありません。
深さには、幅のような派手さはありません。
本当の熟練者にしか評価されません。
深さを得るためにしていることは、楽しくないことが多いです。
ただし、本当に現場で使いこなし、結果を出すために必要なのは深さです。
そして、幅は深さに応じて広げなくては、現場では使いこなせません。
スキルは現場で成果を出すためにあります。
その元々の目的を見失わないことが重要なのです。
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長尾 洋介
代表 : オフィス・ビブラビ
自ら現場に入って現場力強化を支援しています。
支援する中で、ビジネススキルのスキルアップにも関わることが多くあります。
支援の現場で気づいた、成果を出すためのビジネススキルの磨き方について辛口の情報を発信します。
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